タイ長期滞在プログラム「タイランドプリビレッジ」公式無料セミナー
バンコク都内のザ・ウエスティン・グランデ・スクムビットで12月2日、「タイ移住セミナー in バンコク!タイ長期滞在プログラム 『タイランドプリビレッジ』公式無料セミナー」が開催され、タイへの移住や長期滞在に興味を持つ、もしくは計画している多くの日本人が集まった。タイランドプリビレッジは、最長20年間ビザ受給可能やその他各種恩典が付与される長期滞在プログラム。
セミナーはタイランドプリビレッジ副社長のポンテープ・パンタナペート氏(Mr. Pornthep Pantanapat)のあいさつで始まり、タイのビザ、長期滞在受け入れ、教育、投資、不動産といったタイの各種事情がそれぞれを専門とするスピーカーによって説明された。
■タイのビザ
:安田貴広 氏(プルックサージャパン行政書士事務所)
日本人がタイを観光目的で訪れる際、30日間の査証免除措置(ノービザ)で入国するのがほとんど。タイ国内での更新申請によってさらに30日間の滞在が認められる。
ノービザ措置を利用して国境を何度も越境して滞在期間を延ばす、いわゆるビザランは現在、暦年で2回までと制限されている。60日間+タイ国内での延長でさらに30日間の滞在が認められる観光ビザも、在京タイ大使館などでは申請者が就労していることを条件としており、取得が簡単でないのが実情。
そのため、就労や就学などを目的としない長期滞在を実現するためには、タイランドプリビレッジによる長期滞在ビザの取得が選択肢のひとつとなってくる。
■タイ国家長期滞在プログラム「タイランドプリビレッジ」(旧タイランドエリート)
:大丸和夫 氏(日本正規代理店 株式会社大丸トレーディング)
会場では、大丸トレーディング社長の大丸和夫氏がタイランドプリビレッジ社長のマナーテート・アンナワット氏(Mr. Manatase Annawat)と共に出演したテレビ動画が放映された。
タイランドプリビレッジのメンバーシップは、5年、10年、15年、20年の4タイプが用意され(20年は招待制)、各種特典を享受するためのそれぞれ20ポイント、35ポイント、55ポイント、120ポイントが付与される。特典は▶国際空港でのVIP待遇▶外貨を含む銀行口座の開設やクレジットカード発行▶日本語対応メンバーコンタクトセンターなどがあり、先のポイントで▶空港と滞在先間のリムジンサービス▶ゴルフ&多彩なアクティビティ▶スパ・マッサージなどのサービスが受けられる。
■タイのインターナショナルスクール
:Ms. Chiaki Takegawa(SGB International Co., Ltd.)
タイには1歳から通える保育園、日系幼稚園、日英バイリンガルや多国籍など、およそ160校のインター校が存在。幼稚園から高校までの一貫校、初等教育や中等教育のみなど、それぞれの家庭のニーズに合致した学校を選ぶことができる。
学費はその学校の施設の充実度や教師の質に比例するといわれ、その額面からも希望校を選び出すことが可能。バンコク都心部だけでも60校点在し、生活パターンに合わせた学校を見つけやすい。送迎制度も充実している。
就学には就学ビザ(ノンイミグラントE種)が必要。就学ビザを取得した子どもの保護者には保護者ビザ(ノンイミグラントO種)が発給される。家族でタイに長期滞在する場合、保護者はどちらかがタイランドプリビレッジによるビザ、どちらかが保護者ビザ、子どもは就学ビザといった取得が可能。
■タイの投資
:久来直也 氏(Global Support (Thailand) Co., Ltd.)
日本から国外に転出する際、1億円以上の有価証券などを所有している場合、所得税の確定申告(納税)が必要となる。タイ移住にあたって、有価証券や金融機関の口座などの取り扱いについて、相談を受けるケースが多くある。
タイ税制において今年までは、海外の財産から得た課税所得は「同一年中にタイに持ち込まれた場合」に課税となっているが、来年2024年以降は「同一年中にタイに持ち込まれた場合」に課税となる。タイ移住後の一つの大きな対策となってくる。
■タイの不動産
:北浦洋二 氏(Shinyu Real Estate Co., Ltd.)
外国人もしくは外国法人の自己名義による土地取得は不可だが、コンドミニアム所有権の取得は可能(物件総延床面積の49%まで)。コンドミニアム購入は金額の規制がなく、建築期間中の転売が可能。所有コストが低く、投資の表面と実質の利回りの差が少ないのが特徴。日系と提携しているデベロッパーが多く、日本人以外の外国人からの評価が高い。
各国からの移住者が増え、日本人が集中するスクムビット界隈も新築高級物件は枯渇によって賃料が上昇していく見込み。新規プレビルドの売買も、外国人枠が完売となるコンドミニアムが多い。「バンコク都心部で広めの部屋」といった需要が高まっている。
中古物件の売買も、バンコク都心部で広めの部屋というニーズは変わらず、新規物件の供給が少ない分だけ中古に目が向けられ、人気物件は中古であっても出にくい状況。
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タイランドプリビレッジのメンバーはおよそ3万人で、日本人は2500人。コロナ禍以降、順調に増えており、近年中の5000人達成が目標とされているという。
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