【タイ】政府は、教育省、労働省、保健省、国民健康保障事務局(NHSO)、社会保険事務所の連携により、遠隔精神医療システム(Telepsychiatry)の整備を進める。児童・生徒、学生、教員、教育関係者が早期にメンタルヘルス支援を受けられる体制を構築し、学校内での深刻な事案の未然防止につなげる。
パッダーラット・トーンサルアイコーン政府副報道官は10月22日、まずは100校で「電子メンタルヘルス室」を試験導入すると発表した。一部の学校ではすでに運用が始まっており、遠隔精神医療システムを活用して心理士や精神科医と接続し、症状評価、相談対応、支援をオンラインで提供している。
教員を対象に、メンタルヘルス上の警戒サインの把握やリスク評価に関する研修も実施する。状態が比較的安定している層から注意が必要な層までを対象とし、初期対応や適切な支援につなげられるようにする。専門的な治療が必要と判断された場合は、NHSOと保健省が整備する紹介制度を通じ、必要な医療サービスを速やかに受けられる体制を整える。
教育省と関係機関は11月上旬、学校におけるメンタルヘルスへの理解促進を目的とした啓発キャンペーンを正式に開始する。教員や児童・生徒、学生、保護者が問題を抱えた際に支援を求めやすい環境づくりを進める。



























