【タイ】アヌティン・チャーンウィーラクーン首相は9月11日、地方公務員の採用試験を巡る不正疑惑について、関係資産3億2086万765バーツ(15億円相当)の凍結を指示したと明らかにした。「事件は終結したとの誤解があるが、捜査は継続中で全方向に拡大している」と述べた。
資産については、資金洗浄取締委員会(AMLO)が金融取引の分析や関係者の口座間の資金移動の追跡を続けている。国家汚職防止委員会(NACC)も独自調査を進めているという。首相は「捜査対象者の地位にかかわらず不正を擁護しない。行為を基準に法的措置を取る」と述べ、捜査の透明性と公平性を強調した。
不正は今年6月に発覚。「タイ史上最大規模の汚職事件」とされ、およそ1万人が関与した可能性がある。問題の中心となっているのは、2025年に内務省地方自治振興局地方行政局が実施した採用試験で、試験結果の改ざんや不正合格が確認されている。



























