【タイ・インドネシア】アヌティン・チャーンウィーラクーン首相は8月3日午後4時半(タイと同時刻)にインドネシア・ジャカルタの大統領府に到着し、プラボウォ・スビアント大統領による歓迎式典に臨んだ。タイ首相の公式訪問は15年ぶり。
両首脳の会談では、両国の貿易額を現在の195億米ドルから2030年までに230億米ドルに拡大する目標で一致し、農産品、食品安全保障、投資促進、サプライチェーン連携の強化を確認した。ハラール産業でも、インドネシアの巨大な消費市場とタイの製造・品質管理の強みを組み合わせ、付加価値創出を図ることで合意した。
治安分野では、オンライン詐欺、人身売買、薬物犯罪などの国際犯罪対策を強化し、情報共有と法執行機関の連携を拡大することで一致。タイが昨年、周辺諸国で詐欺被害に遭ったインドネシア人およそ1000人の帰国を支援したことに対し、プラボウォ大統領がアヌティン首相に謝意を示した。
観光分野では、タイ政府観光庁(TAT)とインドネシアのトランスヌサ航空による覚書締結を歓迎。バンコク~ジャカルタ、プーケット~バリの直行便開設が、両国の交流促進と観光経済の拡大につながると評価した。
地域情勢では、アセアンの結束強化、ミャンマー問題の5項目合意の履行支援、タイ・カンボジア間の緊張緩和への期待などを確認。両国が経済協力開発機構(OECD)加盟を目指す中、アセアンとOECDの橋渡し役として協力する方針も共有した。


























