【タイ・アセアン・ロシア】政府は6月16日の閣議で、「ASEAN・ロシア特別首脳会議」(6月17、~18日にロシ・カザンで開催)で採択される4つの成果文書案を承認した。ASEANとロシアの長期的な戦略的パートナーシップを推進する枠組みとなる。
今回承認された4文書のうち、「カザン宣言2026」は、アセアンとロシアが平和・安全保障・安定の維持を共通の目標とする。海洋安全保障、生物安全保障、国際犯罪対策に加え、貿易・投資、エネルギー、食料、観光、科学技術、人工知能など幅広い分野で協力を強化していく姿勢を確認する内容となっている。
エネルギー協力に関する共同声明では、エネルギー安全保障の強化やエネルギー危機への対応を明記。クリーンエネルギー、再生可能エネルギー、低炭素技術、グリーン水素の開発を進め、地域のエネルギーインフラの連結性を高めることが盛り込まれた。
文化協力に関する共同声明は、文化多様性の尊重と文化遺産の保護を基礎に、芸術・文学・映画・音楽などの交流を促進する内容となっている。クリエイティブ産業の発展や文化関連の起業家・スタートアップ支援を進めることを目的としている。
2026〜2030年の「ASEAN–ロシア戦略的パートナーシップ実施計画」では、政治・安全保障、経済、社会文化の三分野を柱とする。テロ対策、国際犯罪対策、貿易・投資、エネルギー・食料安全保障、交通、農業、気候変動、保健、災害対応、移民、スマートシティ開発など、多岐にわたる協力分野を体系的に進める枠組みが示されている。
























