建築請負を装って前金を詐取、作業途中で放置 バンコク首都警が夫婦を逮捕

【タイ】バンコク都内で住宅の建築や改修を請け負うと偽って前金をだまし取ったとし、タイ警察犯罪制圧課(CSD)は6月16日、詐欺の疑いで夫婦(55、49)を逮捕した。フェイスブックに複数のページを開設し、誇大なプロフィールや偽造した施工写真を掲載していた。

 夫婦は、「安価、経験豊富、仕事を放り出さない」といった虚偽のフェイスブックページで、4000人超のフォロワーを集めていた。依頼者の問い合わせに対し、偽造や架空の施工写真をまとめたフォトブックを提示して契約を急かしていた。

 被害者が契約料や建材費などの前金を支払うと、作業員2〜3人を雇って簡単な作業をさせ、着工したように見せかけて追加の支払いを要求。その後は仕事を放り出し、身内の葬式などを口実に連絡を絶ち、いわゆる「トン面」を繰り返していた。一部の被害者がSNSに被害状況を投稿すると、名誉毀損で刑事告訴した例もあった。

 警察のこれまでの調べで、■45万バーツを支払わせて基礎工事の途中で放置、■改修工事で55万4850バーツを支払わせて壁や床を解体したまま雲隠れ、■36万バーツを支払わせて作業を放置し、SNS投稿を受けて名誉毀損で刑事告訴、■159万9215バーツを支払わせて作業を始めたものの、完成度が4割程度で基準を満たさず解体が必要になった、といった事案が確認された。現時点の被害総額は290万バーツ(1400万円相当)に上る。

写真:POLICE News Varieties

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