【タイ】タイ英字紙「バンコクポスト」によると、バンコクのドーンムアン空港で老朽化による設備の傷みが目立ち始めている。拡張計画が進む一方で、日常的な維持管理の遅れが懸念されている。
格安航空会社(LCC)が多く発着するドーンムアン空港は、1日あたり数万人規模の旅客を処理。利便性に定評があるものの、施設全体に経年劣化が見え始めている。過去には動く歩道の金属板が外れ、利用者が重傷を負う事故が発生。空港側は全歩道を停止して点検を行って改善を約束したが、床面を含む旅客動線の安全性に対する不安が、改めて浮き彫りになっているという。
サービスホールの屋根が暴風雨で損傷し、施工基準や耐久性に関する調査が行われた事例もある。けが人は出なかったものの、混雑するターミナルを利用する旅客の不安を払拭するには至っていない。
最近では、床タイルの段差、摩耗、歩くとわずかに揺れる箇所があるとの声が、SNSや旅行者の掲示板で相次いでいる。些細な不具合に見えるものの、特にタイのインフラ事情に不慣れな外国人にとっては、「思わぬバランス感覚」が求められる場面もあったという。
一方、タイ空港公社(AOT)はドーンムアン空港をタイ航空政策の柱と位置づけ、年間数千万人規模の旅客受け入れを目指す拡張計画を進めている。一環として、インフラ改善と維持管理の強化を進めるとされるが、急増する旅客数と運用負荷に対して日常的な保守が追いついているのか、疑問視する声が絶えないという。
























