タイの原油・石油備蓄は117日分、エネルギー省が調達の多角化へ

【タイ】エネルギー省が原油調達の多角化を継続している。ホルムズ海峡周辺の緊張を受け、タイはアフリカ、米国、豪州、マレーシアなど中東以外の地域からの調達を拡大し、消費換算で117日分の原油・石油備蓄を確保しているが、同省は「供給リスクが残る」と指摘し、長期的にはブラジル沖など深海油田からの供給を期待している。

 原油に関しては、世界的な価格上昇が需要を抑える側面もあり、深刻な調達不足が直ちに生じるとは限らないとしている。ただ、戦争が長期化すれば中東からの供給が滞る可能性が高まり、供給量、輸送能力、備蓄制約などを踏まえると「現在の調達先だけでは需要を満たせないおそれがある」という。

 5月12日時点で、備蓄の内訳は法定備蓄25日分、商業備蓄31日分、輸送中の原油35日分、確定調達分26日分で、合計117日分に相当する。5月1〜10日のデータでは、軽油の国内生産は1日あたり6930万リットル、供給量は5810万リットルだった。

 エネルギー省は、短期的な供給逼迫の可能性に備えて調達先の多角化を継続するとともに、長期的な調達先の新規開拓にも乗り出す。ブラジル沖の深海油田での生産量が増加することにより、同地からの供給に期待をかけている。

 タイは近年、ブラジルから原油を輸入している。

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