タイ政府、「落果ドリアン」の流通を一斉取り締まり 品質維持へ検査強化

【タイ】農業協同組合省が、ドリアンの品質確保に向けて東部チャンタブリー県の集荷・梱包施設での検査を強化している。同県内で未熟果や強風で落下した「落果ドリアン」計1.4トンが保管されていたことを受けたもので、市場への流通防止に乗り出した。

 同省の国家農作物食品規格庁(ACFS)がすでに、チャンタブリー県の関係機関と連携し、落果ドリアンが市場に流通しないよう対策を講じている。ピヤラット・ティヤパイラット副農業協同組合相の指示に基づき、最近では5月1~3日に検査を実施。県内8カ所の集荷・梱包施設を調査したところ、1施設で未熟果もしくは落果ドリアン529個(1.4トン)が発見された。落果ドリアンとは、暴風雨などで樹木から落下した未熟果を指す。

 ACFSは同事業者に対し、未熟果を基準適合品と混在させないよう分別し、識別用の塗料でマーキングするよう命じた。再度の違反が確認された場合、30~90日間の操業停止処分となり、特に輸出用ドリアンの生産ができなくなると警告した。

 また、ほかの2事業者が強制適用規格「TAS 9070-2023」に基づく生産者ライセンスを取得せずに買い付けていたことも判明した。最高30万バーツの罰金もしくは最長3年の禁錮、もしくはその併科が科される見通し。

 ACFSは、基準に違反した梱包施設に対して農産物規格法を適用し、これまでに23事業者に警告を発している。1事業者については、5月6日から30日間のライセンス停止処分が下され、期間中は生産・輸出が禁止される。認証機関にも、当該事業者の認証停止を検討するよう通知した。

●ドリアン豊作で供給増 タイ商務省が販路拡大を支援、最高峰モーントーン「1個100バーツ」キャンペーン予定

東部のドリアン園 写真:newsclip

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