【タイ】タイ警察入国管理局は4月20日、東部チョンブリー県パッタヤー(パタヤ)市内のインド人による特殊詐欺拠点(コールセンター)を摘発し、30人を拘束したと発表した。資金流通は月あたり3000万バーツ(1億5000万円相当)に上るとみられる。
捜査班は、「外国人が不自然に集まっている」との通報を受け、パタヤ市内の高級住宅を急襲。捜査員が電気工事士を装って屋内に入り、状況を確認した上で制圧部隊に合図を送った。室内にいたインド人の男30人を拘束し、携帯電話49台、ノートパソコン22台、名簿や個人情報が記された書類、詐欺に使用されたとみられる大量の機材を押収した。
リーダー役は、「ドバイから移転して株取引のビジネスを行っていた」と主張したが、押収された機材や通信環境は典型的な特殊詐欺の手口と一致。全員が観光ビザで入国していたにもかかわらず、組織的に業務を行っていたこと、人数に対してIT機器が異常に多いこと、高速インターネット回線を設置していたことなどから、詐欺活動と断定した。資金の流れを調べたところ、月あたり3000万バーツ超の取引が確認され、個人による株取引の収入とは考えにくい状況だったという。
警察は資金ルートや背後組織の解明を進め、周辺諸国のコールセンター・ネットワークとの関連も調査する方針。また、国内の不動産所有者や賃貸住宅の管理者に対し、「外国人入居者の届け出義務(入管法第38条)を怠れば処罰対象になる」と警告した。
写真:POLICE News Varieties


























