【タイ】2月8日に実施された下院総選挙で第4党となったクラータム党が、最大勢力のプームジャイタイ党を軸とする連立政権に加わる見通しだ。タイメディアがクラータム党関係者の話として伝えたところによると、次期連立政権は小規模政党も含め、下院500議席のうち290議席の確保を見込んでいる。
2月9日時点の集計では、アヌティン・チャーンウィーラクーン首相率いるプームジャイタイ党が小選挙区で174議席、プラチャーチョン党が同87議席、プアタイ党が同58議席、クラータム党が同56議席を確保した。比例代表で残る100議席が配分されるが、プームジャイタイ党の圧勝は確実とみられている。議席数の公式確定はまだ行われていない。
アヌティン首相は連立構成について、プアタイ党を排除しない姿勢を示している。ただ、その可否はプームジャイタイ党の執行部が判断することとなり、実現は難しいとみる向きが多い。カンボジアとの対立の責任はプアタイ党にあり、そのカンボジアに対して妥協しなかったのがアヌティン首相という評価が、今回のプームジャイタイ党の大勝につながった。プアタイ党の獲得議席数が過去最低の58議席にとどまっていることにも、国民の評価が反映されている。また、プラチャーチョン党はすでに敗北を認め、野党に回る意向を表明した。
こうした中、ナルモン・ピンヨーンシンワット教育相が党首を務め、実力者のタマナット・プロムパオ副首相兼農相が合流したクラータム党が、連立政権に参加し小政党をまとめる役割を担うとみられる。クラータム党は農業協同組合省や社会政策関連の省庁を担当し、貧困層支援を通じて支持基盤の拡大を図りたい考えだという。内務、商業、財務、運輸、外務といった主要閣僚ポストは、プームジャイタイ党が押さえる見通し。
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