差し押さえのタイ工業製品、倉庫から1万点超が消失 副工業相が立ち入り検査

【タイ】工業省は1月26日、バンコク都バーンクンティアン区内の倉庫に保管されていた差し押さえ品の大半が消失していたことを受け、関係者の責任を厳しく追及すると発表した。工業製品1万2000点超が持ち出されていたという。

 同倉庫は5月13日、工業省傘下の工業製品規格庁(TISI)によって差し押さえを受けていた。保管されていたのは、ヘアドライヤー、アダプター、モバイルバッテリー、トースター、電気コンロ、LED電球、ヘルメットなど1万2000点超で、総額237万バーツ(1200万円相当)に上る。これらはネットショップのShopee(ショッピー)を通じて販売されていたが、いずれもタイ工業規格(TIS)に適合していなかった。

 事件が発覚したのは昨年10月20日。差し押さえから半年もせずに大半が消え失せたという報告を受け、ヨートシン・リアムルート副工業相がTISIのエークニティ・ロムマヤーノン局長らと共に立ち入り検査を実施。倉庫内には、315点しか残っていなかったという。

 工業省によると、差し押さえ品の持ち出しは重大な法令違反に当たるとし、最長2年の禁錮または4万バーツ以下の罰金、もしくはその両方が科される可能性があると説明。さらに、差し押さえに関する公文書を持ち出した行為についても、別の法令違反として最長3年の禁錮または6万バーツ以下の罰金、もしくはその両方が科される可能性があるという。

 TISIはすでに被害届を提出し、警察が現在も捜査を続けている。

写真:タイ首相府

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