ヴェルファイアから発砲、バンコク高速道路殺人事件 容疑者を東部チャーン島で逮捕

【タイ】タイ警察は12月24日午後6時30分ごろ、東部トラート県チャーン島南部で、バンコクの高速道路で発生した殺人事件の容疑者の男(37)を逮捕した。男は事件後、チャーン島内のホームステイに身を潜めていた。

 男は12月23日午前4時50分ごろ、バンコク都バーンスー区内に伸びるシーラット高速道路上でトヨタ・ヴェルファイアを運転中、前方を走行していた乗用車に向けて拳銃を発砲し、運転していた男性(34)を死亡させた。乗用車に同乗していた被害者の交際相手によると、プラチャーチューン料金所の手前でヴェルファイアが進路を変更して割り込んできて、2台の間でトラブルが発生。料金所を通過した後、ヴェルファイアが右側から接近し、助手席側の窓が開いて発砲があったという。被害者は首と右腕に銃弾を受けて死亡した。タイのメディアは、高級ミニバンのヴェルファイアをクローズアップし、事件を「ガン(銃)・ヴェルフィア」と報じていた。

 バンコク首都警察がただちに男を追跡。ヴェルファイアが同日の夜にバンコク西郊ナコーン・パトム県のホテルに放置されているのを発見した。粘着テープなどを使ってナンバープレートを偽装した形跡があったという。翌24日にチャーン島南部のホームステイに滞在していること突き止め、首都警察の捜査員が現地に赴いた。

 警察は身柄をバンコクのプラチャーチューン警察署に移送し、詳しい動機や経緯について取り調べを進めている。男は昨年にも東部チョンブリー県で殺人未遂事件を起こして指名手配されていたという。

写真:POLICE News Varieties

写真:Police TV

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