【タイ】タイ警察は2月10日、タイ食品用医薬品局(FDA)との共同でノンタブリー県パークレット郡の倉庫を捜索し、未許可で製造されたアルコール綿を押収したと発表した。タイ国内の病院で使用されていたアルコール綿から基準値に達しないエチルアルコールが検出され、警察が捜査に乗り出していた。
警察のこれまでの発表によると、倉庫内に設置されていた製造機器も未認可のものだった。捜査のきっかけとなったエチルアルコールは、本来の基準となる70% v/v(volume/volume percent)をさらに水で薄めたものだった。倉庫では、200万バーツ相当のアルコール綿やアルコール綿棒など22点が押収された。
病院側はこれらの違法製品を、製造元を確認せずに購入していたもよう。2024年10月から2025年1月までに、24万バーツ相当の8万8000枚が国内12カ所の医療機関に販売されていた。