【タイ】大麻がほぼ合法化されたタイで25日、大麻関連のイベント「第1回プーケット大麻カップ」が南部プーケット島のホテルで開催された。プーケット大麻協会の主催で、大麻の品評会や紙巻き大麻を巻く早さを競うコンテストなどが行われた。
タイ政府・連立与党は、与党第2党のプームジャイタイ党が主導し、2019年から大麻の合法化を段階的に進め、昨年6月、大麻を一部を除き麻薬処罰法の「第5種麻薬」から除外する保健省令が発効し、大麻の栽培、利用が合法となった。
政府・連立与党は20歳未満への大麻の販売禁止、公共の場所での大麻の吸引禁止など一定の歯止めをかけつつ、大麻の生産、販売、医療目的での利用、乱用防止などの規則を定めた包括的な大麻法案の成立を目指してきたが、与党第3党の民主党と野党が大麻の合法化自体に反対し、成立が見通せない状況となっている。
法整備が不十分な中、大麻の吸引や、大麻入りの食品、薬品などが人気を集めている。