バンコクの道路陥没、穴が日増しに拡大 「復旧は時間との闘い」

【タイ】バンコク都ドゥシット区内のサームセーン通りで発生した陥没で、穴が日増しに拡大していることから、復旧に必要な砂の量が当初の見込みを大幅に上回る見通しとなった。作業にあたっているタイ電車公社(MRTA)が明らかにした。

 MRTAによると、陥没は当初、幅30メートル、長さ30メートル、深さ20メートルで、8000立方メートルほどの砂で埋め戻せると見積もられていた。実際には追加の投入が必要で、「復旧は時間との闘い」(MRTA)とされる。

 復旧作業は、損壊したサームセーン警察署舎の基礎の補強も兼ねる。埋め戻しが完了して道路が再開されれば、署舎の解体作業が本格化するが、その際に再び道路の一部が通行止めとなる。当初は10月8日までに復旧作業が完了すると発表されていた。現在は具体的な日程は未定となっている。

 サームセーン通りでは9月24日午前7時ごろ、ワチラパヤーバーン病院前の道路が陥没した。当初、穴の規模は30メートル四方および深さ50メートルで、復旧のために1200立方メートルのモルタルを流し込むと報じられていた。

サームセーン通り陥没事故、新たに空洞2カ所 通行再開遅れ
陥没事故のサームセーン通り、10月8日までに路面復旧

バンコク都庁(BMA)が10月13日に発表した現場写真

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