慢性的渋滞のラートクラバン通り、バンコク都庁が高架道路の建設現場を視察

【タイ】バンコク都庁(BMA)のウィサヌ・サップソムポン副知事が8月30日、都内ラートクラバン区のラートクラバン通りで進行中の高架道路建設プロジェクトの現場を視察した。各関係機関が緊密に連携し、工期内での完成と早期供用開始を目指すよう指示した。

 ラートクラバン通りの工事は過去数年続いており、もともと狭い道路での工事のため、極度の渋滞が慢性的に発生している。2024年9月には、ピックアップトラックが建設中の高架道路に誤って進入し、地上に転落する事故が発生。乗っていた夫婦と1歳の子どもがけがをした。誤進入防止用のバリケードが設置されていなかったことなどから、管理体制の不備に批判が集中した。

 ラートクラバン通りは通り名を変えながら、首都バンコクから東部経済回廊(EEC)を直結する高速道路のモーターウェー(国道7号線)と並行して東部チャチュンサオ県まで伸びていることから、拡張後の利便性に期待がかかっている。スワンナプーム空港へのアクセスもより良好となる。

 供用開始は2026年3月上旬を予定しており、開通後は交通渋滞のかなりの緩和が図られる見込み。車線は従来の2車線から5車線に増え、大型車両の通行が多いことから、右左折時の動線にも配慮した設計が進められている。

写真:バンコク都庁(BMA)

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