タイのHIV感染者57万人、今年に入り新規感染8900件報告

【タイ】タイ保健省によると、タイのHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染者/エイズ(後天性免疫不全症候群)患者は5月末時点で56万8565人、今年に入って8862件の新規HIV感染が報告された。10代若者の感染リスクが最も高いという。

 HIV感染者/エイズ患者数のうち、1万217人が年内に合併症などで死亡すると予想される。

 日本の厚生労働省の統計では、日本でのHIV感染累計報告数は2023年までで3万5381件。同年の新規HIV感染者/エイズ患者数は960人で、7年ぶりに増加した。

 タイ保健省は、HIVの主な感染経路は「感染者との無防備な性行為」「感染者との注射針の共用」「妊娠中、出産中または授乳中の母子間感染」と説明している。症状は、

第1段階(急性HIV):感染後2~4週間で、高熱、頭痛、発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れ、通常2~3週間で治まる

第2段階(慢性HIV):症状はほとんどもしくは全く現れず、同段階が5~10年続く。発症すると、軽度の場合は微熱、喉の痛み、口内の白い斑点、軽い皮膚の発疹など。中度の場合は繰り返す呼吸器感染症、原因不明の体重減少、帯状疱疹、副鼻腔感染症、慢性下痢など

第3段階(エイズ):免疫系が重篤なダメージを受け、結核、肺炎、脳真菌感染症、慢性ヘルペス、髄膜炎、癌(がん)などの日和見感染症を引き起こす

など。

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