【タイほか】第46回東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が5月26日、マレーシアの首都クアラルンプールで開催され、ペートーンターン・チナワット首相が出席した。会議では、米国による前例なき高関税課税に対する、アセアンしての統一的な立場が確認された。
ペートーンターン首相は、国際政治が多国間主義から単独行動主義へと、より主張的で取引的に傾く現在において、今回のサミットは適切なタイミングで開催されたと評価。米国の関税政策はこれまでの国際協力規範に挑戦するものであり、アセアンも自らの戦略を再評価し、団結して立場をより強固にする必要に迫られていると語った。そのために尽力する、今年の議長国マレーシアのアンワル・イブラヒム首相の努力を称えた。