タイ77景(38)チェンマイ県(Chiang Mai)タイ北部

 タイ第2の都市と評されるチェンマイだが、人口としては東北部のナコーン・ラーチャシーマー県、ウボーン・ラーチャターニー県、コーンケーン県に次ぐ第5位にとどまる。面積としてはナコーン・ラーチャシーマー(コラート)県に次いで第2位。

 250年ほどの(現王朝の)バンコクと比較して、700年以上の歴史を持つチェンマイは、「歴史の都」としてタイ人にも外国人にも親しまれる。寺院や仏像など、タイで一般的なスコータイ、アユッタヤー(アユタヤ)、(現王朝の)ラッタナーコーシン様式とは違った雰囲気を持つラーンナー様式も人気の一つ。

隣県のチェンラーイやメーホーンソーン同様、色鮮やかな民族服の山岳民族は、一昔前までは外国人旅行者に有名で、地元タイ人は見下す傾向にあったが、最近はそのような差別もだいぶなくなったもよう。観光用に造られた山岳民族村は、山奥の不便な場所にあるにも関わらず、国内外の旅行者で常に賑わっている。

山岳民族=アヘンというイメージをもつが、軍による掃討作戦でタイ国内でのケシ栽培は根絶やしされたといわれる。しかし、山岳民族が観光客向けに栽培する光景をみかけることがある。

 

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人口:178万9000人(2021年、内務省地方自治振興局)
面積:2万107平方キロメートル(エネルギー省)
距離:バンコクから696キロ(タイ道路協会)
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