バンコクの倒壊ビル、鉄筋の強度不足か 業務停止命令の中国メーカー製

【タイ】建設中だったタイ会計検査院(SAO)新本部ビルが3月28日発生の地震によって倒壊した事故を巡り、使用された鉄筋が強度不足だった疑いが出てきた。事故現場から回収された2種類の鉄筋が、タイ鉄鋼協会(ISIT)による品質検査に合格しなかった。

 鉄筋の製造元は、東部ラヨーン県に工場を構える中国メーカー「シンクーユアン・スチール(Xin Ke Yuan Steel)」と報じられている。昨年12月に爆発を伴う火事を起こし、今年1月に製品が品質基準を満たさずに業務停止命令を受け、鉄筋などの製品2400トンを差し押さえられた。現在も操業停止中だという。

 エーカナット・プロームパン工業相は、「倒壊原因の追及には建材のさらなる検査が必要」としているが、「工事も中国、建材も中国」と、一部の国民による中国批判がますます強まっている。

ラヨーン県WHA団地内の工場で火事 1人死亡5人けが

4月1日のビル倒壊現場 写真:Fire & Rescue Thailand

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