【タイ】タイ警察は6日、東北部ナコンラチャシマ県の有力仏教寺院ワットパー・タンマキリから多額の金を横領した疑いで、この寺に所属していた元人気僧侶の男(39)を逮捕し、男の妹の自宅にあった現金5100万バーツと妹の銀行預金1億3000万バーツを押収したと発表した。被害額は少なくとも1億8000万バーツ(約7億円)に上るとみられる。男はタンマキリ寺の住職を含む僧侶2人、一般男性1人と性交したことを認め、還俗している。
タイの有力仏教寺院は巨額の喜捨を集め、金満で知られる。僧侶らによる横領事件も度々報じられる。