バンコクの大気汚染、全体の3割で「健康に被害を及ぼしているレベル」もはや手立てなし?

【タイ】バンコク都庁(BMA)によると、都内の大気汚染は1月23日午前7時の時点で、バンコク西側と東側を中心に14区で「健康に被害を及ぼしているレベル」(赤色)に達した。それ以外の36区は「健康に被害が出始めるレベル」(オレンジ色)。タイ政府やBMAによる対策の成果が出ておらず、都民に対して外出の控えやマスク着用を促すこと以外、手立てなしの状況がうかがえる。BMA管轄の100校以上の学校はすでに、臨時休校を発表している。

 微小粒子状物質(PM2.5)の1立方メートル当たりの平均値が最も高い区は西側ノーンケーム区で、96.6マイクログラムと3ケタに達する勢い。多くの日系企業が事務所を構えるバーンナー区も78.6マイクログラムと高レベルに達している。全50区の基準値は71マイクログラム。

 大気汚染の度合いは、PM2.5の1立方メートル当たりの平均値が36.1~75マイクログラムの場合が「健康に被害が出始めるレベル」(オレンジ色)、同75.1マイクログラム以上が「健康に被害を及ぼしているレベル」(赤色)と判断される。

画像:バンコク都庁(BMA)

バンコク都内103校が休校 大気汚染悪化で

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