【タイ】バンコク都庁(BMA)管轄の学校103校が大気汚染悪化を理由に休校となる。状況に応じて1~5日の休校が見込まれ、多くの学校は1月23日(木)から休みとなるが、一部はすでに20日(月)から休みに入っている。
BMAの説明によると、BMA管轄の学校の場合、校長が学校周辺で大気汚染が悪化していると判断した場合、1回当たり最長3日間の休校を決定することができる。また、バンコク都全50区の各区長が、区内で大気汚染が悪化していると判断した場合、最長7日間の休校を命じることができる。さらに、バンコク都内のいずれかの5区で、微小粒子状物質(PM2.5)の1立方メートル当たりの平均値が75.1マイクログラムを超え、その状況が3日間続いた場合、タイ教育省が最長15日間の、3日間以上続いた場合は期間限定なしの休校を命じることができる。
大気汚染の度合いは、PM2.5の1立方メートル当たりの平均値が36.1~75マイクログラムの場合が「健康に被害が出始めるレベル」(オレンジ色)、同75.1マイクログラム以上が「健康に被害を及ぼしているレベル」(赤色)と判断される。
1月23日は朝7時時点で、バンコクの西側5区で赤色、それ以外の全45区でオレンジ色だった。これを受けてBMAは、企業や都民に対してテレワークなどのWFH(ワークフロムホーム)を要請。「マスク着用」「屋外での活動を減らす」「先天性疾患のある人は医師に相談」「体に異常を感じる場合は医師の診察を受ける」などを勧めていた。