【タイ】与党プアタイ党が挙げた、クーデターを防止するための「国防省管理法改正案」に関し、ペートーンターン首相は12月11日、「この時代、政府が軍事に干渉することはない」と発言した。法案としての提出を断念したもようだ。
クーデターを防止するために国防省管理法を改正するという案は、プアタイ党所属のプラユット・シリパニット下院議員が示したものだが、同党を実質的に支配するタクシン元首相の差し金というのが大方の予想だった。ペートーンターン首相は同案に関して、「さまざまな意見があり、全ての声に耳を傾けなければならない」とし、「国に利益をもたらすための行動は、あらゆる方面からの協力で成し遂げなければならない」とも付け加えた。