首都にドローン攻撃、タイ国境ミャワディー占領か ミャンマーで反軍勢力攻勢

【ミャンマー】タイの公共放送タイPBSなどによると、内戦状態に陥っているミャンマーで少数民族武装組織や民主派勢力などの反軍勢力がミャンマー軍事政権に対し攻勢を強めている。

 反軍勢力は3日、首都ネピドーのミャンマー軍本部、空軍基地などにドローン数十機による攻撃をかけ、空軍基地などが被害を受けたもようだ。

 タイ北西部ターク県メーソードとタイ・ミャンマー友好橋で結ばれるミャンマー東部カイン州ミャワディーは6日、少数民族カレン族と民主派の部隊により占領されたもよう。ミャンマー軍兵士数百人が投降したとみられる。

 ミャンマーでは2020年11月に総選挙が実施され、アウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相率いる与党・国民民主連盟(NLD)が勝利した。選挙で大敗したミャンマー軍は翌21年2月にクーデターを起こし、アウン・サン・スー・チー最高顧問ら政権幹部の身柄を拘束し、実権を掌握。その後、クーデターに抗議する市民らを武力で弾圧し、少数民族の支配地域に攻撃を仕掛けて、内戦状態に陥った。昨年から、複数の少数民族武装組織と民主派勢力がミャンマー軍に対し攻勢に出て、ミャンマー軍は複数の拠点を失うなど劣勢が報じられている。

 

ミャンマー軍と少数民族・民主派の戦闘が続くタイ・ミャンマー国境付近(写真提供、タイ陸軍PRセンター)

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