バンコクのモノレール「イエローライン」終日運休 金属片など落下で12台破損

【タイ】バンコク都ラープラーオとバンコク南郊のサムットプラカン県サムロンを結ぶモノレール路線イエローライン(全長30.4キロ、23駅)で28日朝、電気系統のトラブルが発生し、同路線は終日運休した。駅間で止まった列車もあり、乗客は線路上を歩いて避難した。

 また、複数の場所で高架線路から下の道路に金属片などが落下して、自動車9台、バイク3台が破損した。けが人はいなかった。

 イエローラインが29日に運行を再開するかどうかは28日午後10時時点で明らかになっていない。

 イエローラインでは今年1月、車両の車輪が外れて地上の一般道を走行中のタクシーのボンネットを直撃する事故があった。

 イエローラインはタイ電車公社(MRTA)が事業主体のPPP(官民連携)プロジェクトで、バンコク首都圏で高架鉄道BTS(都市鉄道グリーンライン)を開発運営するBTSグループ・ホールディングスが75%、タイのゼネコン(総合建設会社)大手シノタイ・エンジニアリング・アンド・コンストラクションが15%、タイ政府系電力会社ラチャブリ・エレクトリシティー・ジェネレーティング・ホールディングが10%出資し設立したイースタン・バンコク・モノレール社が運行を担当する。カナダのボンバルディア製の車両システムを使用。昨年6月に運行を開始した。

写真提供、MRTA

写真提供、MRTA

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