タイ深南部ではマレーシアが「国境の壁」建設へ

【タイ・マレーシア】タイのメディアがマレーシアからの報道として伝えるところによると、マレーシア政府はタイ深南部ナラーティワート県と接するクランタン州で国境の壁を建設する計画を承認した。建設費として15億リンギを充てる。

 クランタン州は長年にわたり国境の壁建設を中央政府に要請してきたが、経費の膨大さや土地接収の難しさから実現は困難とみられていた。しかし、密輸や越境犯罪が続いていることから、対策強化が必要と判断されたという。

 タイ・マレーシア国境の一部にはすでに壁が設置されている。今回は国境を成すスンガイ・コーロック川の堤防も兼ねる総延長約50キロの壁建設が計画されており、マレーシア政府は入札手続きに入ったもよう。

タイ深南部国境の河口整備、マレーシアが予算計上
タイ・マレーシアにも国境の壁? クランタン州政府が提言

国境通過地点が整備されていなかった頃の、タイ・マレーシア国境を成すスンガイコーロック川(画像内一部修正) 写真:newsclip

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