【タイ】バンコク都庁とタイ警察が12月17日に会議を開き、2者が協力してバンコク都内の道路の健全化を目指すことを確認した。チャチャート・シッティパン・バンコク都知事とキティラット・パンペット・タイ警察長官が会議後の記者会見で明らかにした。今月末までに具体案をまとめるという。

　健全化の内容は、王宮周辺、スクムビット通り、ラーチャプラソン交差点界隈、ヤワラート通りといった都内主要地区での交通の整理、ホームレスや物乞いの保護、電子タバコや大人のおもちゃの違法商品の取り締まりなど。まずはプロトタイプとしてスクムビット通りから取り締まりを実施、対象区間はBTS（高架鉄道）プルンジット駅辺りから同プラカノーン駅辺りまでとなる。同ナナ駅から同アソーク駅辺りは特に、厳しい取り締まりを受けるものと見られる。

　ホームレスや物乞いに関してバンコク都庁は別途、保護や取り締まりの状況を16日に説明していた。

チャチャート都知事とキティラット警察長官　写真：バンコク都庁（BMA）

バンコク都庁とタイ警察の会議　写真：バンコク都庁（BMA）

バンコクのホームレスは1271人、スクムビット通りでは物乞いを中心に取り締まり強化