タクシン元首相と第1与党に関する起訴、憲法裁が11月22日に判断

【タイ】タクシン・チナワット元首相が第1与党プアタイ党で政治的な影響力を行使しているのは憲法違反か否かの判断を求められた件で、憲法裁判所は11月22日にも検察の起訴を受理するか否かを判断する見込みだ。タクシン元首相とプアタイ党が訴えられており、容疑が認められれば同党の解党処分もあり得る。

 訴えを起こしたのはティーラワット・スワンゲーソン弁護士で、タクシン元首相による組閣や次女であるペートーンターン氏の首相就任への関与など、政治家でない身分でありながら政治的な影響力を行使していると主張。また、タイとカンボジアとの領有主張が重複するタイ湾海域(OCA)を巡るタクシン政権時の同国との密約などが国家の安全を脅かすとしている。訴えに含まれる容疑は6件に及び、検察が起訴の手続きを取った。

 タクシン元首相を巡っては、公に姿を表すことが目立つようになってきて、一部の国民に疑問を持たせていた。OCAに関しては、野党パラン・プラチャーラット党によって蒸し返されており、今月に入っても密約はあったなかった、といった与野党の応酬が続いている。

 ティーラワット弁護士は、昨年5月の下院選で最多議席を獲得したガウクライ党(前進党)を憲法裁に提訴して違憲という判決を引き出している。同党は今年8月に解党させられた。

次女のペートーンターン首相と共に姿を表したタクシン元首相 写真:タイ首相府

 

野党「タイ領土を分け与える行為」、国防相「タイ領土は安全」 カンボジア国境問題蒸し返し

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