【タイ】けがをした外国人旅行者を病院に搬送、その後バスターミナルまで見送ったという支援を、タイ警察が自らのホームページに投稿し、「外国人に優しいタイ警察」をアピールしている。
北部スコータイ県の歴史公園近くをレンタル自転車に乗って走っていたフランス人旅行者が転倒、足の爪が割れるけがを負った。巡回中だった観光警察(ツーリストポリス)の警官が気づき、旅行者を病院に連れていった。手当を受けた旅行者が、旅程に沿ってチェンマイに向かうことを伝えると、警官はバスが発車するターミナルまで見送った。
旅行者は、「私たちの国にこのような警官はいない。タイ警察の優しさに感激し、多大なる支援に感謝する」と述べたという。
観光警察はタイ警察の1部署として1976年に設立。タイ国内外国人の人命・財産の安全を保障するほか、観光関連の犯罪の取り締まりや捜査にあたる。現在バンコクを含め国内28カ所に署を構える。緊急通報番号は「1155」。