タイ入国公式アプリ「THIM」試験運用 8月に正式導入へ

【タイ】タイ警察入国管理局は、外国人が渡航前に入国情報を登録できる新アプリ「THIM(Thailand Immigration Management)」の試験運用を開始した。パスポート情報や滞在先を事前に入力してデジタル入国カード(TDAC)を作成する仕組みで、入力は3分以内を想定する。トラブル回避や空港での混雑緩和が狙いで、正式導入は8月を予定している。

 政府は、各種ビザで滞在する外国人の管理体制を強化する目的で、入国管理局に監督能力の向上を指示。外国人が巻き込まれるトラブルを防ぎ、空港の混雑や審査官とのやり取りの不便さなど観光イメージを損なう要因を改善する。

 THIMは現在、iOSとAndroidで試験的にダウンロード可能。最大10人分をまとめて登録でき、団体旅行の手続きも効率化する。入力データは「国際基準を満たす民間企業と共同開発したシステムに保存される」という。

 THIMは、ただちにTDACと置き換わるものではなく、現行のTDAC申請ページは当面継続される。現在のところ「TDAC提出を補助する」位置づけで、「完全移行」や「TDAC廃止」などは公式に発表されていない。利用者は当面、TDAC公式サイトでの提出を優先し、THIMで提出する場合も「完了」を必ず確認する必要がある。

 将来的には、書類申請、入国管理局の窓口対応(ビザ延長、90日リポート提出、各種書類提出、面談など)、オンライン審査、24時間対応の観光警察(ツーリストポリス)ホットラインなどを一元化した外国人向け「スーパーアプリ」への拡張を目指す。試験段階では英語、ロシア語、日本語、中国語に対応し、今後15言語以上への拡大を計画している。

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