フィンランドの元F1レーサーがバンコクで脚を負傷 「刺傷」疑うも実際は「事故」

【タイ】フィンランド出身元F1レーサーのミカ・サロ氏(59)が5月19日午後11時ごろ、バンコク都内スクムビット通りを歩行中に脚を負傷し、病院で28針を縫う治療を受けた。当初は鋭利な刃物による刺傷の可能性が報じられ、SNSや海外メディアで「襲撃」といった憶測が広がっていた。サロ氏本人の説明とタイ警察の確認により、実際にはバイクとの接触による事故だったことが判明した。

 サロ氏はスクムビット通りソイ6付近からソイ4方面に歩き、横断歩道を渡っていた際にバイクがかすめたように感じたという。最初は負傷に気づかず歩き続けたが、通行人に脚の出血を指摘され、バムルンラード病院に向かった。傷は深く、縫合は28針に及んだ。

 この出来事は5月22日、フィンランドのニュースサイトが「鋭利な刃物で切られた可能性」と報じたことをきっかけに拡散。英国メディアが「刺傷事件」として取り上げ、スカンジナビア向け英語メディアやSNSでも急速に広まり、タイ警察が事実確認に乗り出した。

 警察は周辺の防犯カメラの映像を解析し、サロ氏とも面会。サロ氏は「事故であって誰かに襲われたわけではない」と明言し、対応した警察に感謝を述べるとともに、報道の過熱ぶりに驚いたと話した。安全面の不安について問われると「安心している」と答え、タイ再訪の意向も示した。これによって警察が26日、「事案は事故だった」と正式に発表した。

 サロ氏は1994〜2002年にF1で111戦に出場し、通算33ポイントを挙げ、1999年には2度の表彰台フィニッシュを果たした。フェラーリ、ロータス、ティレル、アローズ、BAR、ザウバー、トヨタなど複数チームで活躍した。

写真:POLICE News Varieties

関連記事

トピック

ページ上部へ戻る