【タイ】北部チェンラーイ県メーサーイ郡で5月24日午前1時頃、ミャンマーとの国境を成すメーサーイ川が再び氾濫し、濁流が市街地に流れ込んだ。メーサーイの町はまたもや道路が冠水し、民家が浸水した。
多くの住民が真夜中、家財道具を抱えて避難所に向かった。深夜でほとんどが就寝しており、いきなりの浸水で家具などを上部に持ち上げる時間もなかったという。午前8時には水が引いていったが、今後も降雨が見込まれ、洪水の再発があり得るとしている。
メーサーイは昨年9~11月、熱帯低気圧に変わった台風11号(ヤギ)やその後の大雨により、道路の冠水や家屋の床上浸水が発生した。政府から災害支援を受けているが効果的な対策には至っておらず、今年は雨期前の4月29日にメーサーイ川が氾濫。行政が慌てて護岸工事や大型土嚢の設置に乗り出したが、間に合わずに再びの氾濫、洪水となった。
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