タイで詐欺集団の中国人メンバー逮捕 古着販売サイトで金をだまし取る

【タイ】タイ警察テクノロジー犯罪対策課(TCSD)は12月7日、東部チョンブリー県バーンラムン郡のマンションで中国籍の男(40)を逮捕し、現金156万バーツ(750万円相当)、携帯電話3台、銀行通帳2冊などを押収したと発表した。男にはオンライン詐欺、不正電子取引、銀行口座や携帯番号の不正使用などの容疑がかかっている。

 警察のこれまでの捜査によると、男は古着販売サイトを装った詐欺集団のメンバーで、ユーザー(被害者)に会員登録や投資を持ちかけ、販促キャンペーンを名目に金をだまし取っていた。被害件数は少なくとも10件以上が確認されている。

 複数のダミー(ミュール)口座を通じて集められた金は、電子決済サービスなどを経由して法人名義口座に移され、事業実態を装って現金化されていた。警察は男がマンションに現金を隠していることを突き止め、逮捕と押収に踏み切った。

 男は取り調べで容疑を否認しているという。警察は組織的な犯行とみてさらなる関係者の特定を進めている。

 バーンラムン郡はビーチリゾートのパッタヤー(パタヤ)市を含む行政区。

写真:POLICE News Varieties

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