タイ国道局、ラマ2通りの冠水で応急措置 高波で海水逆流

【タイ】タイ運輸省国道局は12月7日、バンコク郊外ラマ2通り(国道35号線)で発生している冠水に対し、応急措置を開始した。高波のため海水が流れ込んでおり、状況が改善しなければ来週にも追加対策が実施される。

 ラマ2世通りの冠水は、上り(バンコク方面行き)38キロ地点から39キロ地点にかけて発生。水かさが20~50センチに達して小型車の通行が困難となっている。乾期で降雨は限定的なものの、高波で逆流した海水が界隈のバーンボー運河に流れ込んであふれているのが原因とされる。

 国道局は応急措置として、排水管周辺に土嚢を積み上げて逆流を阻止し、12インチの排水ポンプ4基と大型ポンプを稼働させ、水を運河に戻す作業を継続。警察と協力して現場で交通整理を行い、渋滞緩和のため対向車線に臨時の逆走車線を設ける準備を進めている。中部ペッチャブリー県やラーチャブリー県方面からバンコクに向かう車両に対しては迂回を呼びかけ、現地に案内の看板を設置した。

 高潮は来週も続く可能性があり、国道局は平日の交通混雑に備えて交通整理要員の配置、排水設備の増強、土嚢の追加設置を進めている。緊急時の問い合わせは国道局ホットライン「1586」(24時間)で受け付けている。

写真:タイ首相府

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