VAT15%への引き上げ案、反発受けてあっさり撤回

【タイ】ペートーンターン首相は12月6日、ピチャイ・ジュンハワーチラ副首相兼財務相および経済担当顧問らと財務会議を開き、ピチャイ副首相が発言した付加価値税(VAT)率引き上げ案を撤回した。現税率の倍以上の15%という数字が先走りし、各方面からの予想以上の反発を受けたためと思われる。

 VAT引き上げの発言は当初、「(世界的な税率の報告があった)フォーラム開催を受けて」という前置きがあったことから、ピチャイ副首相の責任によるものと捉えられていた。しかし、ペートーンターン首相が6日になって財務会議を招集したことで、より高いレベルでの検討だったという見方も出てきた。ペートーンターン首相は当初、ピチャイ副首相が近日中に詳細を報告するとしていた。

 引き上げ後の税率は15%と明言されていなかったが、「VATは世界的に15~25%の範囲」というフォーラムでの報告が挙げられており、タイの各メディアは「7%から15%への倍増が計画されている」と書き立てた。

ペートーンターン首相のX投稿

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