【タイ】南部プーケット県が、県内初となる高架道路の建設計画を進めている。工期は3年を見込み、2028年内の開通を予定している。総事業費は12億9950万バーツ(58億円相当)。
島北部の国道4027号線沿いのタラーン郡バーンムアンマイから、プーケット空港入口の三差路までの区間1.95キロ。アスファルト舗装の往復4車線で、既存道路やマングローブ林をまたぐ構造にすることで環境への影響を抑える。交差点の改良、排水設備の整備、街路灯の設置など、安全性を高めるための付帯工事も行われる。
高架道路の開通により、空港アクセスの利便性が大幅に向上し、交通渋滞の緩和や観光需要の拡大に対応できるという。地元住民と旅行者の双方にとって、より迅速で安全、快適な移動環境が整うと期待されている。