【タイ】南部プーケット島で走行中のピックアップトラックの荷台で男女が性行為に興じる様子を撮影した動画が拡散された騒ぎで、プーケットの観光警察は男をロシア人(23)と特定し、スワンナプーム空港で身柄を確保した。ビザの取り消しと今後のタイ入国が禁止される見込み。
動画は15秒ほどで、9月24日夜にSNSで拡散された。ピックアップトラックがプーケット市内のバイパスらしき道路をかなりの速度で走行、荷台に乗ったほぼ全裸のロシア人の男がある程度の衣服を身につけたタイ人らしき女の腰を後ろから抱え、女は荷台のバーに結ばれたロープを握りしめながら、性行為を続けていた。並走する車から撮影されたとみられる。
警察がただちに追跡に乗り出し、ロシア人がプーケット空港からスワンナプーム空港に移動したことを突き止めた。出国される心配もあったが、同港の入国管理局と連携して25日午後3時45分ごろ、空港内で取り押さえた。ロシア人は事情聴取のため、身柄をプーケットに戻された。
プーケット当局は、英BBCが先ごろバンコクやプーケットなどの「暗部」を強調した番組「Thailand: The Dark Side of Paradise」 を放映したことを念頭に、今回の事件がそうした否定的なイメージを一層強めかねないと懸念を示している。
写真:Phuke Info Centerフェイスブックより