バンコクの一部が「狂犬病警戒区域」に 感染犬の確認で

【タイ】バンコク都庁(BMA)が9月9日、都内プラウェート区で狂犬病に感染した野良犬が発見されたことを受け、半径5キロ圏内の都内6区および隣接するサムット・プラーカーン県バンプリー郡の一部を「狂犬病警戒区域」に指定した。10月8日までの暫定的措置。

 BMAが公表した地図によると、感染犬の発見はラマ9世公園近く。同地点を起点に半径5キロが設定されている。

・プラウェート区:プラウェート町、ノーンボーン町、ドークマイ町
・スアンルアン区:オンヌット町、パッタナカーン町
・サパーンスーン区:タップチャーン町
・ラートクラバン区:ラートクラバン町
・バーンナー区:バーンナー・ヌア町
・プラカノーン区:バンチャーク町
・サムット・プラーカーン県バンプリー郡:バンケーオ町、ラーチャーテーワ町

 BMAおよび警戒区域の行政当局は犬の飼い主に対し、飼育の管理とワクチン接種を徹底するよう呼びかけている。区域内で犬に咬まれたり引っかかれたりした場合は、直ちに医療機関を受診し、狂犬病に対する曝露後予防(ワクチン接種や免疫グロブリン投与)を受けるなど、適切な処置を受けなければ致命的となると警告している。

タイで狂犬病の感染拡大、前年比3倍ペース

関連記事

ページ上部へ戻る