【タイ】自宅があるバンコク都内の住宅街で拳銃を乱射して、自宅に立てこもり、包囲した警官隊に発砲するなどしたタイ警察中佐の男(51)が自宅に突入した警官隊に撃たれ、15日夜、搬送先の病院で死亡した。
タイの公共放送タイPBSによると、男は6発被弾していた。また、血液検査で大麻の陽性反応が出た。
男は14日朝、自宅周辺で拳銃を発砲した後、自宅に立てこもった。警察は周辺を封鎖し、投降するよう説得を試みたが、男は拒否。15日正午ごろ、警官隊が現場の住宅に突入し、銃撃戦の末、男の身柄を確保した。男は重傷を負い、病院に搬送された。
男は精神疾患を抱え、警察の別の部署に異動するところだった。今回の事件を受け、タイ警察は16日、警官の精神状態を調べる抜き打ち検査を行う方針を明らかにした。