【タイ】バンコク都サパーンスーン区で1月5日未明、寺院で参拝者が脱いだ靴を盗んでいた男(56)を、警察が逮捕した。自宅からは50足以上の靴が押収された。
警察の捜査の発端は、今年元日のバンコク都心部の(仏教寺院)ワット・ラーチャナッダーラームでの、礼拝堂に入っている間に脱いだ靴を盗まれたという参拝者からの被害届。警察が防犯カメラの映像を確認したところ、白黒の縞柄のシャツに黒い帽子という服装の男が該当の靴を履いて立ち去る姿が映っていた。その服装を移動ルート上の防犯カメラの映像で追跡し、郊外の自宅を特定した。男は犯行を認めているという。
自宅にはブランドものを含む運動靴やサンダルなど50足以上が山積みとなっており、いずれも寺院で参拝者が脱いだもの。最も新しい盗難品は、前日4日に都心部のワット・ボウォーンニウェートから勝手に履いてきたヴェルサーチの金色のサンダルだった。