【タイ】バンコク都庁(BMA)が3月5日、中東料理やアラブ料理の飲食店が建ち並び、旅行者も集中する都内スクムビット通りソイ5周辺の下水道を調査、大量の廃油や生ごみが垂れ流しの状態であるとし、いくつかの店舗に対して行政指導を行った。1週間以内の下水管へのグリーストラップ(油水分離槽)などの排水設備の設置を命令、従わない場合は営業停止処分とする。
BMA職員が下水道のふたを開けて状況を確認したところ、大量の油が浮き、生ごみが溜まっていた。周辺の飲食店に立ち入って検査すると、以前より指導を行っていた複数店で、未だグリーストラップが設置されていなかった。下水道はBMA職員による清掃が必要だったという。
飲食店は定められた排水設備を設置していない場合、1992年施行の公衆衛生法に基づき、6カ月以内の懲役もしくは5万バーツ以下の罰金、もしくはその両方が科せられる。