ゲームに見せかけて個人情報収集 中国人関与の詐欺会社摘発

【タイ】タイ警察は2月18日、バンコク都内ラッチャダーピセーク通りのゲーム会社を摘発、中国人責任者およびタイ人従業員12人を詐欺容疑で逮捕した。個人情報を複数の詐欺グループに転売、ゲーム利用者からも金銭を騙し取っていたと見られる。

 警察は犯罪制圧課や所轄からの警官50人による合同班を結成、摘発先であるLuckKing社に気づかれないよう、路線バスに乗って現地に向かった。タイ警察のフェイスブックには、警官らがバスを降りて摘発先の事務所を急襲、入り口のガラスドアを野球バッドで叩き割る映像が投稿されている。事務所内には見せかけのルーレットなどが並べられていた。

 同社はこれまでに、SNSなどでゲーム参加者を募って8万8000人の個人情報を収集。ほかの詐欺グループに転売していたと見られる。ゲーム利用者85人からも5500万バーツを騙し取っていた。警察は今後、個人情報の流出先を調べるとしている。

 警察はこれに先立ち、同じくラッチャダーピセーク通りの高級住宅地で、カンボジア・ポイペットで特殊詐欺のコールセンターに関与していた中国人2人を逮捕、8800万バーツ相当の資産を押収していた。2人はミャンマーの犯罪拠点にタイ経由で外国人を送り込んでいたともされ、捜査線上にLuckKing社が浮上した。

写真:Police TV

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