【タイ】タイ北部17県を対象としたタイ人向け観光キャンペーン「北部の旅、1人半分」が11月1日に始動した。旅行中の出費を政府が半額負担するとし、タイ首相府が積極的な利用を呼びかけている。
タイ政府が出費の半分を負担するという処置はもともと、プラユット政権時のコロナ禍での家計支援で発案され、当時は日々の食事や買いものを対象としていた。同アイデアが評判だったことから、タイ政府は再び「半分負担」というキャンペーンを打ち出した。
今回の「北部の旅、1人半分」の割引特典は、タイ北部17県内の提携店を利用することで付与され、割引分は旅行後に還付される。1人1日当たり合計400バーツまで、最大3日で合計1200バーツの割引となる。
開始日の11月1日から3日までの特典利用者は、見込んでいた1日1万人に対してわずか同1000人にとどまっている。タイ首相府は、タイ北部はこれから気温が下がってより魅力的な旅行シーズンを迎えるとし、利用者の増加を見込んでいる。
同キャンペーンは12月31日まで続く。