タイ人の海外労働先、タイ政府がシンガポールに再注目

【タイ】ピパット・ラチャキットプラカン労相が11月2日にシンガポールを訪問、同国によるタイ人労働者(出稼ぎ)のさらなる受け入れの可能性について、関係者と意見を交わした。一例として造船所での就労に受け入れ余地があると期待している。

 タイ政府は、イスラエルで労働に従事しているタイ人が紛争で何十人も死亡していることを受け、政情不安な国・地域への労働者送り出しの見直しを始めた。今回のピパット労相のシンガポール訪問は、11月1日にタイ人4人がイスラエルのレバノン国境付近で死亡した翌日であり、海外労働先の新たな開拓を急いでいることが伺える。

 ピパット労相によると、シンガポール国内のタイ人労働者はおよそ4000人で、多くが建設業や製造業での職業に従事している。同国の受け入れ余地はまだあると見込んでおり、一例として造船所でのタイ人就労の期待を示した。

 タイ外務省によると、イスラム組織ハマスが2023年10月にイスラエルを攻撃して以降、一連の紛争に巻き込まれて死亡したタイ人は46人。不明のタイ人6人はハマスに人質として捕らわれているとみられる。

ピパット労相 写真:タイ労働省ホームページより

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