カバの「ムーデン」がタイ文化紹介のプレゼンターに 最初の仕事はローイ・クラトン

【タイ】タイ文化省がタイ動物園機構と連携し、東部チョンブリー県シラチャー郡のカオキオ・オープン動物園で今年7月に誕生したミニカバ(コビトカバ)の赤ちゃん「ムーデン」を、タイの文化を国内外に紹介するプレゼンターに起用した。ムーデンのプレゼンターとしての最初の仕事は、11月15日にタイ全国で催されるローイ・クラトン(灯籠流し)となる。

 タイ政府はムーデンの人気にあやかって観光誘致のさらなるテコ入れに乗り出し、「Thai Cultural Content for Soft Power Presented by Moo Deng」というキャンペーンを打ち出した。ローイ・クラトンに関しても、2023年12月に登録が決定したソンクラーン(水かけ祭り、タイ正月)のように、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への申請準備を進めている。

 ムーデンはカオキオ・オープン動物園での公開と同時に人気が集まり、見学に訪れたタイ人が画像をこぞってSNSなどに投稿、その可愛いらしさが国中に一気に広まった。今回、タイ文化省が正式にキャラクターとして採用したが、国内ではすでにムーデンの写真を無断で使用して作成した広告や商品が出始めており、カオキオ・オープン動物園が現在、登録商標の申請といった対策を検討している。

クラトン(灯籠)に見立てた野菜を食べるムーデンと母親 写真:タイの各メディアがウェブサイトに掲載した画像より

写真:カオキオ・オープン動物園のフェイスブックより

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