【タイ】東部チョンブリ県シラチャー郡のカオキオ・オープン動物園で今年7月に誕生したミニカバ(コビトカバ)の赤ちゃん「ムーデン」が、3カ月経を過ぎた現在でも相変わらずの人気だ。
10月13日のラマ9世記念日に伴う先週末の三連休は通常より多くの入場者でにぎわい、特に13日は1日だけで1万4千人を超えた。動物園側の発表によると、これまでの1日当たりの入場者は平日で700〜800人、週末で3000人だったのが、ムーデンの誕生で週末6000〜7000人に急増した。13日の1万4000人超は過去最多だという。入場者の多さから、ムーデンの見学は5分当たり50人に制限され、長い順番待ちが発生した。
ムーデンは本来、豚肉から作る「肉団子」のことで、カバの赤ちゃんの見た目が似ていることから、その名が付けられた。タイでは「ムーデーン」という食べ物もあり、こちらはいわゆるチャーシュー。(カバの赤ちゃんの名で)ムーデンとムーデーンを取り違える在タイ日本人も見受けられた。
ムーデンは公開と同時に人気が集まり、見学に訪れたタイ人が画像をこぞってSNSなどに投稿、その可愛いらしさが国中に一気に広まった。10月に入ってからの身長(高さ)は46センチで、体重は33キロ超え。ムーデンは現在タイでトップクラスの話題で、その人気はまだまだ衰えそうにない。
写真:いずれもカオキオ・オープン動物園のフェイスブックより