ひったくり、睡眠薬強盗、美人局 在フィリピン日本大使館が注意喚起

【フィリピン】在フィリピン日本大使館は10日、自館のホームページで、マニラ首都圏と近郊地域への渡航、滞在を予定している日本人に対し、ひったくり、すり、置き引き、睡眠薬(昏睡)強盗、タクシー内での強盗、美人局(つつもたせ)の被害が多発しているとして、注意を呼びかけた。

 ひったくりは、バイクに乗った2人組が歩行者の後方から近づいて、携行するハンドバッグや携帯電話などを奪い取るという手口が多く、バッグごとひきずられてけがをするケースもある。

 すり、置き引きは、▼歩行中、子供たちや浮浪者に取り囲まれ、小銭などをせがまれて困惑しているうちに、バッグやポケットから財布や携帯電話(スマホ)を抜き取られる▼ショッピングモールのエスカレーター乗車時、被害者の前に乗っていた窃盗犯がエスカレーターの降り際にわざと立ち止まり、この間に被害者の後ろにいる共犯がカバン内から財布を盗む――といった手口が報告されている。飲食店などでの置き引きも多発している。

 睡眠薬強盗は、精神安定剤(向精神薬)の一種である「Ativan(アティバン)」が使われることが多く、マニラ首都圏に滞在する若い旅行者の被害が目立つ。観光地を散策中、見知らぬ人物から、「道を教えて欲しい」、「日本人? 日本にいる親類のことで相談があるんだけど」、「私たちも旅行者なんだけど、一緒に○○に行かない?」などと声をかけられ、これに応じると、飲食店などで飲食物を口にして意識を失い、現金、スマホなどを奪われ、クレジットカードが不正利用される。

 タクシーなどでの犯罪被害は、▼早朝、マニラ市内から空港まで流しのタクシーを利用したところ、道中運転手から脅迫され、パスポート、携帯、財布など入った鞄を強奪された▼空港乗り継ぎのため、第3ターミナルから第2ターミナルまで流しのタクシーを利用した。乗車時には運賃100ペソと言われたが、降車前に3000ペソと言われた。苦情を伝えたところ、停車せず行き先を変更しそうになったため、やむなく支払った▼ジプニーに乗車時、男から「服にケチャップがついている」と言われ、ティッシュなどで拭いてくれた。男の降車後、携帯電話が盗まれていたことが判明した――といった事例がある。

 美人局は、ショッピングモールで若い女性に声をかけられ、同行した結果、金を出せと脅され、強く拒否したところ男性が現れる、あるいは、同行した結果、レストランに誘われ、支払い時にクレジットカードの利用を促され、後日、そのカードの不正利用が発覚する――といった事例が報告されている。最近では、マッチングアプリで待ち合わせた女性とのトラブルに関する報告も増えているという。

 大使館はこうした犯罪を避けるための注意事項もホームページで詳述している。

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