タイのデング熱、去年の2倍ペース プーケット、チョンブリで感染拡大

【タイ】タイ保健省によると、年初から3月20日に報告があったデング熱の感染者数は前年同期比で約2倍の2万590人で、19人が死亡した。

 10万人あたりの感染者数が最も多いのは南部プーケット県で190.5人。次いで南部スラタニ県113.5人、ソンクラー県105.5人、東部チョンブリ県94人だった。バンコク都では769人が感染した。

 タイでデング熱は例年、5月から感染が拡大し、7、8月にピークを迎える。昨年は15万6097人が感染し、187人が死亡した。保健省は今年の感染者数を約28万人、死者数を約280人と予想している。 

《デング熱》デングウイルスを持つ蚊に刺されることで感染する。一度かかると免疫ができるが、異なる型のデングウイルスに感染した場合は再発症する。デング熱を媒介する蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)の活動時間は夜明け少し前から日暮れまでの間、特に朝と夕方だが、室内にいる蚊は夜間でも刺すことがある。予防接種や予防薬はなく、蚊に刺されないことが唯一の予防方法。

 感染してから発症するまでの期間(潜伏期間)は通常3~7日。症状は急激な発熱(38~40度)、頭痛、関節痛、筋肉痛など。特効薬はなく、一般的に対症療法が行われる。発熱は3~5日間継続し、解熱とともにかゆみをともなった発疹が胸部や四肢に広がることがある。食欲不振、全身倦怠感が1、2週間続く。血小板が減少した例では、鼻出血、歯肉からの出血、生理出血の過多が起きることがある。通常、1、2週間で回復し、後遺症をともなうことはほとんどない。

 特別な治療を行わなくても重症に至らない場合が多く、死亡率は1%以下といわれる。ただし、時折、重症型のデング出血熱になることがある。デング出血熱は口や鼻などの粘膜からの出血をともない、死亡率の低いデング熱と異なり、通常でも10%前後、適切な治療を受けない場合は40~50%が死亡するといわれる。デング熱にかかった人がデング出血熱になるかどうかは事前に予測できない。

関連記事

タイ・ムスリム姉妹

書籍販売
タイ・ムスリム姉妹
Thai Muslim Sisters


仏教国タイの最果て
止まぬテロの地

テロが日常と化した地に住む、どこにでもいる普通の姉妹。

トピック

タイの祭り・祝日・記念日

  1. 没後116年、10月23日は「チュラーロンコーン大王記念日」で祝日

     10月23日(金)は「チュラーロンコーン大王記念日」で祝日となる。英語で「Chulalongkor…
  2. オリオン座流星群、10月21〜22日に見頃 タイで1時間最大20個観測可能

    【タイ】タイ国立天文学研究所(NARIT)は、ハレー彗星(1P/ハレー)が残した塵が地球大気に飛び込…
  3. 世銀IMF年次総会 バンコクは10月16日が特別休日

    【タイ】政府は、10月12~18日にバンコク都内クイーンシリキットコンベンションセンター(QSNCC…
ページ上部へ戻る